ROIC（投下資本利益率）はごまかせない

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【生まれながらに適材】

ある時、過労死が問題となってニュースでとりあげられている
のを和平さんが見て、
「命を失うくらいなら、辞める勇気も必要だね。
命が大切だね。」
と、ぽつりと話されたことを覚えています。

「人はすべて生まれながらに適材である」
というのが和平さんの持説です。

適所にある時、人は能力を発揮できる。
まずは、自分が生まれながらに適材であると信じてみよう。

◎ROIC（投下資本利益率）はごまかせない

2022年11月20日（日）曇りのち雨

・ROIC（投下資本利益率）はごまかせない　効率経営の通信簿、株価上昇のカギ
　ROICは分子が税引き後営業利益、分母が事業ごとの資産から成る。
　すなわち、「事業ごとに」「どれだけ利益を上げているか」がつまびらかになる。
　
・ROIC（投下資本利益率）はごまかせない　効率経営の通信簿、株価上昇のカギ
　ROICが改善している銘柄の市場評価は歴然。
　日経500種平均株価採用銘柄で継続比較が可能な銘柄のうち、5年間のROICの改善幅上位30位と買い30社の株価比較。
　ROICが改善している企業群の株価は17年末比2.7倍と、同期間の日経平均株価（24％高）を大幅に上回った。
　一方、下位30社の株価は7％高にとどまった。
　中期経営計画でROIC目標を掲げる企業は増えている。
　中継を発表している企業でROIC目標を導入している割合は20年に8％、21年には13％に達した。

・ROIC（投下資本利益率）はごまかせない　効率経営の通信簿、株価上昇のカギ
　企業にとってROIC経営の実現はハードルが高い。
　ROICは「事業ごとの稼ぐ力を見る」という、逃げも隠れも出来ない指標。
　それだけに従業員にまで浸透し、現場からの改善提案が欠かせない。

・ROIC（投下資本利益率）はごまかせない　効率経営の通信簿、株価上昇のカギ
　稼ぐ力を引き上げる地力はあるか。
　ダメな場合に撤退する勇気、有望事業を引き入れる目利きはあるか。
　ROICは個人にとっても有効なツールになる。

・ROIC（投下資本利益率）はごまかせない　地道な改善、株価に反映
　競争力・インフレ耐性評価
　投下資本利益率（ROIC）は株価の道しるべになるか。
　過去5年間のROICの改善幅が大きい30社を見ると、8割近い企業で日経平均株価の上昇率（24％）を上回った。
　理由は少なくとも3つ挙げられる。
　投資を始めて成果が出るまで数年はかかる設備投資を実らせ、競争力を保った論拠になる。
　2つ目は、なお収まらないインフレ。
　各国中銀が金融引き締めを続け、資本と負債の調達コストは上昇を余儀なくされている。
　ROICの上昇は金融環境の悪化に負けない財務の強さが、
　コスト増を上回る「稼ぐ力」の、少なくとも1つの備えていることを示す。
　最後はROICを望む機関投資家の声。
　経営目標として重視すべき指標にROICをあげた投資家は46.3％に達した。
　ROICを掲げれば機関投資家の芽に止まりやすく、改善できれば買いにつながりやすい。

・ROIC（投下資本利益率）はごまかせない　地道な改善、株価に反映
　ROICが改善している銘柄は株価も堅調
　1位サイバーエージェント　<4751> ［終値1242円］5年間ROIC改善幅　50ポイント　21年度ROIC　90％　17年比騰落率　7.6％
　2位※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/

・ROIC（投下資本利益率）はごまかせない　地道な改善、株価に反映
　競争力・インフレ耐性評価
　カプコン　<9697> ［終値4465円］旧作・配信で利益率向上
　荏原　<6361> ［終値4995円］21年12月期のROICが前の期比4.1ポイント高まり、
　22年12月期までの・中期計画の目標（7.6％）を1年前倒しで達成。
　「おきて」の導入も寄与。
　「実績がない案件は受けない」「短納期の案件は受けない」「収益性が基準を下回る受注は受けない」。

・ROIC（投下資本利益率）はごまかせない　地道な改善、株価に反映
　競争力・インフレ耐性評価
　神戸物産　<3038> ［終値3490円］5年間でROICが11ポイント改善。
　「投下資本回転率」の上昇が寄与。
　他のスーパーと一線を画すのは、FC店向けのプライベートブランド（PB）の生産販売を自ら担う。
　シマノ　<7309> ［終値23390円］も投下資本回転率の改善が目立った。
　国内外の生産拠点で老朽化した設備の更新や自動化設備の導入を行い、生産効率が改善。
　出光興産　<5019> ［終値3145円］投下資本回転率は18年3月期の1.7％から22年3月期は2.1％に改善し、全体で6位。

・ROIC（投下資本利益率）はごまかせない　地道な改善、株価に反映
　事業組み換え、決意・実行力問う
　三菱ケミカルHF　<4188> ［終値717.8円］三井化学　<4183> ［終値3095円］昭和電工　<4004> ［終値2247円］
　日立　<6501> ［終値7245円］三菱電機　<6503> ［終値1379.0円］などROICの目標掲げる。
　これらの企業は事業領域が多岐にわたり、市場評価が割引かれる「コングロマリット・ディスカウント」に陥りやすい。
　事業再編通じたROIC改善という成果を示し、ディスカウントを解消する狙いもありそう。　

・ROIC（投下資本利益率）はごまかせない　地道な改善、株価に反映
　事業組み換え、決意・実行力問う
　オムロン　<6645> ［終値7079円］各事業をROICと売上高成長率の2つの軸で評価してポートフォリオマネジメントを行っている。
　ROICが10％、売上高成長率が5％をそれぞれ下回る「収益構造改革領域」の事業については
　構造改革を勧めながら、撤退も含めて検討。
　ポートフォリオの組み替えに当たってはROICを参考に、将来性を吟味して決断する。
　株式市場は機動的な経営判断を評価している。
　オムロンが対外的にROIC経営を掲げた13年以降でみると、株価は3倍以上になっている。

・ROIC（投下資本利益率）はごまかせない　
　もちろんROICは万能ではない。
　目先のROIC改善にこだわるあまり、縮小均衡に陥るリスクがある。
　例えば、将来の成長が期待できる事業に多額の投資をした場合、ROICは下がる。
　企業を評価する際には、評価指標と成長性のバランスの見極めが欠かせない。

・世界株サーベイ　エヌビディア　 ［終値154.09ドル］データセンター需要増で利益率改善
　※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/

・FTX破綻で、意外な3つの恩恵
　暗号資産（仮想通貨）交換業大手FTXトレーディングが経営破綻し、
　連邦破産法11条適用を申請したことは、仮想通貨の価格に新たな打撃となった。
　仮想通貨の価格は株式や債券価格の下落を受けて、それ以前から急落していた。
　代表的な暗号資産（仮想通貨）ビットコインの価格はピークの6万70100ドルを付けたが、
　9日には一時1万6000ドルを割り込んだ。
　仮想通貨の苦境によって3つの恩恵が期待できる。
　まず環境に良いこと。世界で行われている仮想通貨のマイニング（採掘）には、
　スウェーデン国内の消費量と同じぐらい大量の電力が必要。
　9月にイーサリアムの採掘を停止したところ、世界の電力消費を0.2％削減できたという。
　ビットコインの採掘は世界の電力の約0.5％を使用していた。
　ビットコインの価格が理論上の損益分岐点近くで推移しているため、採掘活動は落ち込む。
　第二に仮想通貨の低迷は世界的な半導体不足を緩和するはず。
　第三の利点は、大手銀行がコスト削減できること。
　銀行は規制当局が仮想通貨への投資サービスを承認した場合に備え、顧客の需要に対応する仮想通貨の専門化を雇用。
　そうした需要も仮想通貨の下落によって低下。
　仮想通貨の市場拡大が中断している今、
　世界にとってはブロックチェーン（分散型台帳）技術の幅広い有効性に注目する好機と。

・発掘　滋味スゴ銘柄　あすか製薬HD　<4886> ［終値1165円］女性に寄り添う薬、成長基調。
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・記者の目　携帯型翻訳機「ポケトーク」手掛けるソースネクスト　<4344> ［終値253円］業績悪化の中でも積極投資続けている。
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・エムスリー　<2413> ［終値4460円］が成長の踊り場を迎えている。
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・ここが知りたい　東京建物　<8804> ［終値1915円］充実の共有部、環境対応も強化
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・ランキング：3月期決算企業の2022年7－9月期最終損益増減額ランキング
　7－9月期に稼いだ企業　海運・レジャー・商社に追い風
　【増加額】1位ソフトバンクグループ（SBG）<9984> ［終値6075円］22年7－9月期最終損益　3兆336億円　増加額3兆4315億円
　　　　　　※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/

　【減少額】1位トヨタ　<7203> ［終値1993円］4342億円　▲1923億円
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・格言の教えで波乱相場乗り切る
　世界が揺れる中、波乱が続く株式相場。今こそ先人たちの貴重な教えに耳を傾け、実践してみよう。
　1.投資を始める前の心構え
　「命金（いのちがね）には手を付けるな」子どもの教育資金など将来必要なお金まで投資に回していけない
　「買いは家まで売りは命まで」身の丈を超えた信用取引（特に空売り）は投資元本を超える損失を出す可能性がある
　「卵は一つのかごに盛るな」複数の資産にリスクを分散する
　2.銘柄選びに困ったら
　「遠くのものは避けよ」事業内容の理解が乏しい企業への投資は慎重に
　「人のゆく裏に道あり花の山」利益を上げるためには時として周囲と逆の投資行動を取る必要がある
　3.売買判断に困ったら
　「もうはまだなり、まだはもうなり」自分だけの判断で相場の上げ下げを一方向に決めつけることは危険
　「株を買うより時を買え」個別銘柄の選択よりも相場全体の流れと売買タイミングを見極めることが重要
　「頭と尻尾はくれてやれ」最高値と最安値を見極めることは難しく、その近辺で売買する心構えが大切
　海外の格言
　「FRBに逆らうな」市場のマネーを管理する当局の政策には素直にしたがったほうがよい
　「デッド・キャット・バウンズ」マーケットが大きく下げた後に一時的に起きる小幅な反発の事
　「落ちるナイフはつかむな」相場の急落時には手を出さず、株価が底を打ったのを確認してから売買をする　
　

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大局観と王道銘柄　2023年展望

岡本昌巳氏　新しい企画　お楽しみに。

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