シリコンバレー銀行（SVB）破綻ショック？！

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馬渕治好の世界から見た株式金融市場（ダウンロード）

SVB破綻の影響は・・・

2023年3月11日（土） 収録　

今後の世界経済・市場展望

馬渕さんが感じている未来予想図

『2023年　年央あたりまでは・・・、後半は』を収録

講師：馬渕治好　（ブーケ・ド・フルーレット代表）

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おはようございます。

米国はサマータイムになります。
3月第2日曜日午前2時から11月第1日曜日午前2時。
米国株式市場は明日（3/14）から日本時間午前5時に取引終了となります。
22：30～5：00となります

◎シリコンバレー銀行（SVB）破綻ショック？！

2023年3月13日（月）　くもり　新聞休刊日

・米ブルームバーグ通信は12日、経営破綻した米銀シリコンバレーバンク(SVB)の英国法人について、
　アラブ首長国連邦(UAE)王室系の投資会社が買収を検討していると報じた。
　英報道ではソフトバンクグループ(SBG)　<9984> ［終値5343円］のビジョン・ファンドが出資する
　英オークノース銀行も買収協議中という。

・中国の習近平指導部の統制が巨大IT（情報技術）企業のみならず、
　次世代の経済の柱となる新興製造業にまで広がりつつある。
　習氏は米国との対立を念頭に科学技術における挙国体制を宣言した。
　だが国家による関与を強めるほど、企業の生産性向上の逆風となる。
　外国人投資家は売り越しに転換している。

・シリコンバレーバンク（SVB）が10日、
　日本の預金保険機構に相当する米連邦預金保険公社（FDIC）管理下に入り、事実上破綻。
　市場で運用する有価証券で抱えた多額の含み損が直撃し、信用不安による預金流出が流動性危機を招いた。
　この破綻劇は日本にとっても対岸の火事と言い切れない。
　ビジネスモデルは日本の地銀と似通っており、金融庁も警戒を強めている。

・米ブルームバーグ通信は12日、10日に経営破綻し米連邦預金保険公社（FDIC）の管理下に入った
　米銀シリコンバレーバンク（SVB）の売却に向けた競争入札をFDICが始めたと報じた。
　米東部時間12日午後（日本時間13日午前）に最終入札を予定するという。
　預金保険対象外の預金支払いにSVBの売却資金をあてるため、FDICは迅速な売却先の選定を模索している。
　入札情報は非公開で、落札者が判明するのは12日夜遅くになりそう。
　取引が成立しない可能性もある。
　会社ごとの売却に加え、事業売却も模索している。
　今後は預金者にどの程度返還されるかが焦点となる。

・サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコは12日、2022年12月期の決算を発表。
　ロシアによるウクライナ侵攻などを背景とした原油高で、
　純利益は前の期比46%増の1611億ドル（約21兆円）と19年の上場以来、過去最高となった。
　原油やガスの開発投資を続けるとしている。
　世界的なエネルギー価格の高騰が産油国に莫大な利益をもたらしたかたちだ。
　化石燃料の開発を進める一方で脱炭素投資も加速している。
　サウジ東部ジュベイルでは最大で年間900万トンの二酸化炭素を回収・貯蔵する施設の建設を計画している。

・ネットワーク機器の世界大手、シスコシステムズが半導体不足の影響から立ち直りつつある。
　主力のネットワーク製品の供給は遅れているが、
　チャック・ロビンス会長兼最高経営責任者（CEO）はインタビューで「8月にも正常化する」と話した。

・DeNA　<2432> ［終値1787円］ゲーム事業依存からの脱却を急ぐ。
　スポーツ事業やヘルスケア・メディカル事業を成長領域と位置づけ、
　2025年3月期以降にゲーム事業などのエンターテインメント領域並みの利益に育てる方針。
　関連分野でM&A（合併・買収）を積極化している。
　戦略の実現期待はまだ株式市場で織り込まれておらず、PBR（株価純資産倍率）は解散価値である1倍を割れている。

・DeNA　<2432> ［終値1787円］ゲーム事業依存からの脱却を急ぐ。
　株式市場の評価は他社に見劣りする。
　PBRは0.88倍とグリー　<3632> ［終値705円］（1.41倍）、ガンホー　<3765> ［終値2573円］（1.34倍）、
　MIXI　<2121> ［終値2771円］（1.13倍）を下回る。
　1倍割れは、現状が続けば企業価値を毀損しかねないと市場から見なされていることを意味する。
　旧東証マザーズ上場から18年のDeNAにとって厳しい評価だ。
　年初からの株価上昇率も1%にとどまり、ガンホー（21%）やMIXI（12%）に出遅れている。
　DeNAの岡村信悟社長は「インターネットの進化とともにエンタメ事業は拡大した。
　これからDXが本格化する社会課題領域を、右肩上がりでぐっと伸ばしていきたい」と再成長を期す。
　積極投資の成果を着実に示していくしかない。

・主要7カ国（G7）は2023年の財務相・中央銀行総裁会議の議題に幸福の追求を掲げた。
　国内総生産（GDP）を絶対視せず、格差縮小など人々の幸せにつながる政策に重きを置く。
　名目GDPで中国やインドなど新興国に逆転されたG7の苦悩が透ける。
　「豊かさとは何か」という問いは昔からある。
　1930年代にGDP統計の原型をつくったノーベル賞経済学者クズネッツ氏は、GDPで人々の幸福は測れないと説明。
　戦争による軍事費の増大がプラスに働く点や、貧富の格差が埋没する課題がある。

・13日から始まる週の米株式市場は、14日発表の2月の消費者物価指数（CPI）が相場の動向を占う材料として注目。
　市場はすでにパウエル米連邦準備理事会（FRB）のタカ派的議会証言や
　金融危機後最大の銀行破綻で押し下げられている。
　10日発表された2月の雇用統計は内容がまちまちで、大幅利上げに対する懸念はやや後退した。
　ただ、CPIが予想を上回れば大幅利上げに対する懸念が再燃する可能性がある。
　金融持ち株会社SVBファイナンシャル・グループ傘下のシリコンバレー銀行の破綻で動揺する市場に追い打ちをかけかねない。

・米メタ・プラットフォームズは、新しいソーシャルメディア（交流サイト）アプリの導入を検討。
　ツイッターに代わって世界の「デジタル広場」を創出することを狙う。
　メタは傘下にある最大のプラットフォーム、フェイスブックが若年層の獲得で苦戦。
　また、「メタバース」（ユーザーが交流したり仕事したりする巨大仮想現実空間）に巨額の投資をしているものの、
　少なくとも短期的には成果を上げる兆しはあまり見られない。
　メタの動画共有アプリ、インスタグラムは、コンテンツ制作者や影響力を持つ「インフルエンサー」が
　中国系動画投稿アプリ「ＴｉｋＴｏｋ（ティックトック）」へ移行しており、厳しい競争に直面している。

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・日本銀行　<8301> ［終値25000円］は10日、黒田東彦総裁の下では最後となる金融政策決定会合を開いた。
　短期金利をマイナス０・１％、長期金利の変動上限を０・５％程度とする大規模な金融緩和の継続を全員一致で決めた。
　企業が継続して賃上げできるようにするため、低金利環境を維持。
　景気の現状判断も「新型コロナウイルス感染症抑制と経済活動の両立が進むもとで持ち直している」との表現を維持した。

・三菱自　<7211> ［終値557円］2025年度まで3年間の新中期経営計画を発表、
　35年度に世界の新車販売に占める電動車比率を100%に引き上げる方針を明らかにした。
　30年度に50%を目指す。
　30年度までに最大1兆8千億円を投資し、電動化を加速させる。
　30年までに電気自動車（EV）に搭載する電池の調達に約2100億円を投じる。
　東南アジアやオセアニアに経営資源を集中する方針。

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※記事の後ろの記号は、◎（好材料大）〇（好材料）▲（悪材料）×（悪材料大）など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり、売り気配になる場合も。
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。

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第三者割当　

キムラタン　<8107> ［終値円21］現物出資　952万4000株　21円　3/27　割当先　清川浩史・同社代表取締役
　

株式分割

ワットマン　<9927> ［終値2376円］3/31 　1株→4株

TOB（公開市場買い付け）

日鉄物産　<9810> ［終値9240円］買い手日本製鉄　買い付け価格　9300円　期間　3/13～4/10

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（今日の一言）

週末の海外ＮＹ株式市場は、大幅続落。
主要株価３指数は軒並み１％超安となった。

強弱入り混じる２月の米雇用統計を受け、
米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が月内の会合で0.5％ポイント利上げを実施するという観測が後退する一方、
米シリコンバレー銀行破綻のニュースが米銀の健全性を巡る懸念をあおった。

シカゴ・オプション取引所（ＣＢＯＥ）のボラティリティー・インデックス（恐怖指数、ＶＩＸ）は
３カ月ぶりの高値となる２４．９で終了。
一時約５カ月ぶりの高値を付ける場面もあった。

フィラデルフィア半導体指数(SOX)は2日続落。

ニューヨーク商品取引所（COMEX）の金先物相場は
米雇用統計発表後の金利、ドル指数の低下に加え、米地方銀行閉鎖の報が安全資産とされる金への資金流入を促し続伸。

ニューヨーク商業取引所（NYMEX）の原油先物相場は４日ぶりに反発。

アップル（-1.39%）グーグル（-1.78%）メタ（旧フェイスブック）（-1.20%）アリババ（-0.49%）エヌビディア（-2.01%）
ネットフリックス（-1.69%）アマゾン・ドット・コム（-1.65%）バイオジェン（-0.94%）バークシャー（-0.39%）
マイクロソフト （-1.48%）ズーム（-0.74%）テスラ（+0.30%）ラッセル2000（-2.95%）HTG(ハイイールドファンド)（+0.01%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約151.7億株、過去20日間平均約111.3億株。

週間ベースでは、ダウは4.4％安、ナスダック総合指数は4.7％安、S&P500種指数は4.5％安、それぞれ2週ぶりの反落で取引終了。

欧州株式市場の主要3指数は下落。
世界的な金融株の売りが波及し、英銀行が大幅下落したのが相場の足を引っ張った。
政策金利の見通しに対する不透明感も投資家心理の悪化につながった。

10日（メジャーSQ）の東京株式市場で日経平均（-1.67％）は6日ぶり大幅反落。
東証株価指数（TOPIX）（-1.91％ ）も6日ぶり反落。

東証マザーズ（-1.82％）は7日ぶり反落、東証スタンダード市場指数（-0.97％）は6日ぶり反落、
東証グロース市場指数（-1.73％）は7日ぶり反落で終了。

東証プライム出来高は16億9375万株、売買代金は4兆1566億円。

東証プライム騰落数は値上がり125(6％)銘柄、値下がり1,673(91％)銘柄、変わらず1,673(91％)銘柄に。

東証スタンダード出来高は1億7746万株、売買代金は1020億円。

東証スタンダード騰落数は値上がり326(23％)銘柄、値下がり948(66％)銘柄、変わらず129(9％)銘柄に。

東証グロース出来高は1億5970万株、売買代金は1705億円。
東証グロース騰落数は値上がり106(20％)銘柄、値下がり378(73％)銘柄、変わらず25(4％)銘柄に。

東証プライム業種別ランキングでは業種上昇、業種下落に。
値上がり上位は、ゴム製品、パルプ・紙。
値下がり上位は、銀行業、海運業、保険業、証券商品先物、小売業、サービス業、空運業、・・・

東証プライム値上がり上位は、
VIX短期先物　<1552> ［現在1323円　+153円］ワイエイシイHD　<6298> ［現在2684円　+196円］
菱洋エレク　<8068> ［現在2728円　+176円］凸版印刷　<7911> ［現在2767円　+150円］

値下がり上位は、ハブ　<3030> ［現在868円　-132円］鎌倉新書　<6184> ［現在1009円　-134円］
C&Fロジ　<9099> ［現在1243円　-113円］トウキョウベース　<3415> ［現在488円　-43円］

日経平均株価は大幅反落。
朝方は、前日の米国株式市場で主要3指数が下げた流れを受け、売り先行。
前場は2万8300円割れ水準に値を下げた。

後場は、日銀が金融政策決定会合で金融緩和策の現状維持を決定したことで、
買い戻しに下げ渋る場面もあったが、買いは続かず、再び軟化。
時間外取引で米ダウ先物が下落し、アジア株安も重しとなった。
先物に断続的な売りが出て一段安となり、大引け近くには2万8118円74銭（前日比504円41銭安）まで下落。

マザーズ指数が急反落。
米国株安などを受け、売り一色の週末相場となった。

週間ベースでは、日経平均株価は、0.8％高、2週続伸（累計2.5％上昇）、
東証株価指数（TOPIX）は0.6％高、2週続伸（同2.2％上昇）。
東証プライム市場指数は0.6％高、2週続伸（同2.2％上昇）。
東証マザーズ指数は0.5％高、2週続伸（同1.8％上昇）、
東証スタンダード市場指数は0.1％高、9週続伸（同7.5％上昇）。
東証グロース指数は0.6％高、2週続伸（同1.8％上昇）、
東証REIT指数は0.2％安、2週続落（同1.6％下落）で終了。

週末の米国主要3指数の騰落レシオ（25日平均）（3/10）
ダウ　77.38％（前日　79.09％　直近高値　143.24％　1/26　直近安値　77.38％　3/10）
ナスダック　74.72％（81.50％　直近高値　142.48％　2/3　直近安値　74.72％　3/10）
S&P500種 69.58％（76.50％　直近高値　146.22％　2/3　直近安値　69.58％　3/10）

S&P500種指数の騰落レシオ（25日平均）は、70％割れとなり、そろそろ底値圏に入ってきています。

25日移動平均線かい離率も、
米国市場ダウ工業株30種平均は-4.29%、ナスダック総合株価指数は-4.53%、S&P500種株価指数は-4.42%。
第一乖離率の、底値圏はマイナス5％超、第二乖離率の大底圏は8％超ですのですので、あとわずか。

またシカゴ・オプション取引所（CBOE）のボラティリティー・インデックス（恐怖指数、VIX）は24.9、
３カ月ぶりの高値となるで終了。
0-25　Extreme Fear（リスクオフ）76-100　Extreme Greed（リスクオン）
26-50　Fear（中立からリスクオフ）51-75　Greed（中立からリスクオン）
(10以下は大底圏　85以上は総楽観で天井圏とも)　

プットとコールのオプション　5日間の平均プット/コール比率　1.11
（1を超える比率は弱気と見なされます）と極度の恐怖となっております。

株価自体は、それなりの位置で、底値圏とは言えませんが、心理面では底値圏になっております。

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本日の東京株式市場は、売り先行の始まりが予想されます。

ただパニック売りにはならないのではないかとも思われます。

急落は、欲しかった銘柄の買うチャンスでもあります。

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ザラ場の「独り言」始めました。

売り3450万株、買い3550万株、差し引き100万株の買い越し

2022年　週末の【銘柄研究】検証（2022年9/11現在）

11/12　9/24　8/6（9227）マイクロ波化学
11/6　（6338）タカトリ　10/15（6526）ソシオネクスト
9/10（6521）オキサイド　8/27（7011）三菱重工　など注目

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